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浜田澄子展

期間
2018年4月5日(木)〜4月17日(火)10:00〜17:00
但し最終日は14時まで

場所 
たましんギャラリー

190−8681
立川市曙町2−8−28多摩信用金庫本店9F
042-526-7717

作家在廊日
4月5,7.8.11.12.16日 12:00〜17:00
最終日17日11:00〜14:00


宮田 徹也*(美術評論家)
2018年4月12日

一貫した制作と探求。空間が織り込まれ、時間が飛び出していく。もう、過去では、ない。必見。






彦坂 尚嘉*(作家)

2018年4月13日
浜田澄子さんの個展を、立川まで見に来ました。やや大規模な個展で、回顧展になっています。最近作は無芸術になっていて、私としては高く評価しますが、初期作品をまずご紹介します。

先程初期作品を私は取り上げて、ご紹介しました。あのモノクロの作品は、大作もあります。そういうプロセスを通して見える浜田澄子という作家は、非常にシリアスなアーティストであって、感銘を受けます。

和紙を貼るという手法から、ある種の工芸作家として見る人もいると思いますが、現代芸術の文脈には、《ホスト ペインタリー》という課題というか、視点があります。その時点で見るという見方はあります。

結論を芸術分析で示せば、まず10界があります。今日の工芸の場合、ほとんどが《想像界》だけですので、その事実から言っても、浜田を単なる工芸家とか、手芸家と見ることはできません。


日記2018/04/13】
立川の浜田澄子展を見に行く。参加者はヴァンだ一成。生須芳英。糸崎公朗。予想をはるかに超えた非常に優れた回顧になっていて、感銘を受ける。特に白い500号を越える大作は心に残った。作品の善し悪しで言えば、最近の大作で、これも500号を越えるもので、良い作品であった。嬉しくなった。





Yasuyuki Ueda *(画家)
2018年4月17日

g午前中の教室の授業を終え、千葉から立川まで浜田澄子氏の個展最終日に。。。我が儘を言って搬出開始の時間を30分延長してもらい、お陰様で20分程観賞させて頂きました。
有り難うございました。
たましんギャラリーの広い会場に過不足のない収まりはとても居心地が良く、浜田氏の長年の想念に春風が程よく吹き抜け、浄化してゆくのを感じた。







久保かずのり(中和ギャラリーオーナー)
2018年4月13日

芸術性と大衆性、そして「美」。
これらを併せ持つアート作品が理想と考えます。
それを創り出す、稀有な才能を持つ作家が浜田澄子さんです。




簗瀬 まり子*(ガラス作家)
2018年4月10日

私がまだ20歳前の若かりし頃、美術系予備校で共にイーゼル並べていた浜田澄子さん。
私はとっくに絵を描くことをやめてしまったけれど、ずっとず~っと、描き続け追及し続けていることに感嘆するし、描かれた世界の美しさと緻密さに感動をいただいてきました。
立川駅近く、たましんギャラリーで4月17日まで開催です。
お時間の許す方は覗いてみてください。
とても広いギャラリーいっぱいに展示されています。
そうそう、春の桜咲く青梅の山々を彷彿とさせる作品があるんです




ジョヴァンニ*(即興演奏家)
2018年04月09日


あらゆる画家の中で、私として「暫定1位」の好きな画家である。そして今回の展覧会でも期待通りの満足感を得られた。

展示会場は比較的広く、大きな作品が無理なく展示されていたので、ゆっくりと鑑賞できた。(作家にとっては望ましくないかもしれないが)来場者が少なかったので、人に邪魔されずに作品をじっくり観ることができたのも大きい。

今回展示された中で、2007年の作品と2017年の緑色が主体の作品を比べてみた。すると、2007年の方が平面的で、2017年の方が厚みと奥行きを感じた。これは単にコラージュした和紙の重ねた枚数だけの問題だろうか?10年間の作風の「進化」とはそんなに単純なことであろうか?

いや、それ以外の要因もあるはずだ。会場では浜田澄子と他の画家あるいは専門家が技法などについて話していた。私は細かいところは理解できなかったが、色の付け方(?)とか貼り方(?)とか、様々な工夫と努力がなされているらしいという事がわかった。

過去作品のタイトル「holly zone ≒ horizon」は言葉の遊びで面白い。日本語に訳してしまうと「聖なる領域は地平線に似ている」となるが、これでは艶消しだろう。

浜田作品の中でも数が多いと思われる地層を感じさせる絵は、ほとんどが左上から右下にかけて斜めの線が走る構図となっている。これはたぶん右利きが多い人類の世界で万国共通の習わしのようなものだと思う。

今回展示された中で1点、垂直線が主体となった作品があった。苔の雨とか、そういうタイトルだった。私はその作品が気に入った。ユニークだし、色彩が鮮明だし、奥行き感も強かったからである。

この贅沢な展覧会を見逃さないで本当に良かった。



大杉謙治
2018年4月16日


浜田澄子展
見応えのある素晴らしい個展です。
平面でありながら深い奥行きがあります。
残念ながら明日まで。
ぜひ!















個展の経緯
浜田澄子

皆さまは、何か、もしくは誰かと関わる時に、何を根拠にされますか?
直感ですか?データですか?
私は流れとか直感とかデータ参照で動きます。


今回立川のたましんギャラリーのお話が来た時に、
正直いって大変かもと思いました。
作品数は問題ないのですが
展示の仕方が厳しいと思ったのです。、、、


どういうことかというと、このギャラリーは釘が打てないんです。
ワイヤーで釣る展示なのです。


そして私の作品はパネル一枚ではなく、組み作品が多い。
大きくて重いパネルを釣ってしかも何枚もずれないように展示するなんて
女の人1人では無理です。


はじめ、お手伝いがなかなか決まらず、これはダメだなあと判断して断ることにしました。


それで断るのも声をかけてくれた人に悪いし、どうせならお友達を紹介しようと思いました。
それで大きい良い作品を持っている友達に
「ねぇ。たましんで個展やらない?」
と降ったのです。


「どうしたのよ。」
「作品はあるのだけど飾れない。釣れないや。私にはムリだわ。郊外だし。」


「なんだ手伝ってやるからやればいいじゃないの。」


「えええーっマジっすか!」


とそのお友達はお手伝いを快く約束してくれました。


そしてまた別のお友達の夫妻とか、はじめ打診したけど仕事でダメだった人とか、時間制限つきや、自分はいけないけどこの人手伝ってくれるってーと、なんと結果総勢6人ものお友達がお手伝いしてくれることになったのです。


しかも当日私は出かけに看板を忘れて、もう一回お家に戻る始末。慌てて取りにいって、ギャラリーに戻ったら、頼もしいお友達がほぼ、展示を完成してくれていました、、、、


こういう素晴らしいお友達に助けていただいて、無事今日の日まで
つつがなく発表できたのです。


もう感謝でいっぱいです。









美術評論家宮田 徹也氏のご助言により、たましんの個展を冊子として形にすることにした。

その時のコンセプトとして、、商業的な美術評論家の方たちはご遠慮して、、私の作品を心より好きな方たちに文章をお願いした。
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