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美の精鋭たちー小品展

2019/11/23 11:00~2019/11/30 16:00

ギャルリー成瀬17、 東京都町田市南成瀬1丁目1−2


去る2016年に立ち上げた<美の精鋭たち>浪川恵美プロデュースによる、抽象作品展
参加作家 上野謙介・小原義也・大平奨・片桐十三夏 金子真理絵・五島三子男・齊藤芳子・関仁慈 田辺修・浜田澄子・豊崎旺子 の11名


オープニングパーティー&『トマソンズ』LIVE :
23日15:30- 同日 16:00より

観るたのしみ。持ち帰る愉しむを提案しております。

「昨日、浜田澄子の個展に行った

音楽プロデューサーとして、名だたるアーティストと組んで世に問う仕事をしてきたが、プロデューサー稼業の病気といってよいと思うが、あらゆるジャンルを超えて「この人を世に出したい」と思った表現者たちに出逢うと、やたら後を追いたくなる。浜田澄子も、そのひとり。

浜田澄子とは、2003年、渋谷のギャラリーで、何かのグループ展に、招待作品として出品されていた「Field 1」という和紙を板パネルに貼ったモノクロームの作品が出会いだった。これまで見たこともない、クールな作品で、衝撃を受けた。

それ以来、ルンちゃん(浜田澄子)テラさんと呼びあうような、16年来の呑み友だちになった。

その間、かならずルンちゃんの個展やグループ展には、顔を出している。

浜田澄子は、4種類もの和紙に色づけをしてキャンバスに貼りつける、抽象コンポジション絵画というのか、誰も真似できない自然をテーマにした、美術作品を生み出し、数々の賞も獲得して来ている。

今回の銀座 中和ギャラリーの個展は、浜田澄子美術冊子を発刊したこともあって、ある意味、ルンちゃんの覚悟した到達点を示した個展となった。

赤をテーマにした作品が、中心だったが、ギャラリー搬入の前日に仕上げたという、アフリカの大地を思わせる横長の100号の作品に、眼も躰も釘づけになった。
浜田澄子が、世界に羽ばたくような場面を演出したい、と思った。




寺本幸司*
(浅川マキ 音楽プロデューサー)


銀座「中和ギャラリー」で今日から開催の浜田澄子さんの個展オープニングに伺いました。浜田さんは非常に明るい方で、作品も光り輝くように鮮やかです
糸崎公郎(写真家)






最終日、駆け込みで伺いました。ひとつの画面に多様な世界が存在します。
するとそれぞれの世界が互いの世界と呼応しあい、奥行きを産み出していく。
奥行きは全体と細部を強調する。
全体と細部とは、私達が生きる社会と同様です。
浜田さんは美術などという狭い派閥に埋没することなく、いま、ここでいきることとは何かを私達に問いかけてくれるので、私達は浜田さんの作品と向き合い、考え、想起することが可能となるのです。


宮田徹也(美術評論家)